『 自分を生きる 』
『 子どもをみる 』
『 ゆれる 』
さんさんぽの3つの柱について、
ニュアンスを書いてみました。
「もっと知りたい」という方、
「よくわからないよ」という方、
直接声をかけていただけるとうれしいです。
ふと女の子が切り株に添えた花
『自分を生きる』
大人も子どもも、自分をいきよう。
自分以外の何者かになる必要はない。
仮面をかぶる必要はない。
人と比較する必要もない。
自分を傷つける必要もない。
できてもいい。できなくてもいい。
いいところもあるし、よくないところもある。
それが、自分。ぜんぶ含めて、自分。
自分の気持ち・想い・こころを大切に。
”自分勝手”とは違います。
自分をいきる人たちが、
お互いの気持ちを尊重しあいながら
寄り添いあって生きていきたい。
いちばん大切なことは、
自分が、自分を生きること。
”答え”はいつも、自分の中にあります。
少しずつ、少しずつ。高いところからジャンプ。自らの意志で。
『子どもをみる』
子どもをみる。
子どもをみると、
自分(大人自身)のことがみえてくる。
どんな風に育ってきたか。
何といわれてここまできたか。
何を大切に生きてきたか。
何を願い、どんな気持ちを抱いているか。
子どもを通して自分をみると、
社会のことがみえてくる。
社会。つまり自分の外側の世界。
自分以外の人も含めて。
社会に対してどう思っているか。
なにを感じているのか。
社会を、どう見ているか。
子どもとの関わりは、悩む。迷う。
そんなときこそ、深くふかく子どもをみる。
目と耳と心、感覚をフル活用して。
この子は何を言いたがっている?
この子はなにを感じている?
どんな気持ち?
ほんとの気持ちは、どこにある?
どんな世界をみて、なにを思い描いている?
子どもをみる。
子どもを通して自分をみる。
子どもを通して世界をみる。
するとすべてが、違ってみえる。
世界は、頭で思っていたよりも
美しいって気がつくんだ。
ちょっと疲れたときの、お父さんの背中のあたたかさ。
『ゆれる』
自然界は、常にうつろい、
流れ、変化し続けている。
土も、水も、火も、風も、太陽も、月も。
そしてすべての命も。
自然界において一箇所にとどまると
淀みや腐敗が生じる。
プランターの放置された土。
流れのない池。風の届かない場所。
命の流れが途切れていく。
人も、変わり続けている。
鼓動、呼吸、血液など全てが。
心も気持ちも思っていることも、
その瞬間のもので、
1秒後にはさっきとは違うんだ。
すべては、うつろう。
すべては、自然から学ぶことができる。
しなやかに生きよう。
変わり続けよう。
ゆれよう。ゆらそう。
心を。気持ちを。答えを。
風に揺られた木々の根が、
強くしなやかであるように育つように。
”答え”はいつだって、
いのちの数だけあるのだから。
たぶん初めて、落ち葉を投げてみた日。